やる気の無いガイド !?
この仕事は、なぜかわからないが、
油断してるとかならず何か起きたりする。

仕事の後に、予定を入れてたりすると
必ずフライトが遅れたり、
お客さんを、素早くホテルに連れていって
チェックインして
仕事を終わらせようとするときに限って
空港で荷物が出てこなかったりする。

しかし、時間と気持ちにに余裕をもって、
楽しんでやっていけば
不思議と問題もトラブルもほとんどない。

これは、毎日を生きる上でも同じで
その瞬間、瞬間の
時間を精一杯享受すれば
結構気持ちのいい日々が
送れるような気がする。
だから、自分が楽しみながら
無理せずに仕事をするようにしているし
自分なりのオリジナリティーも大切にしている。

私は、典型的な日本っぽいサービスがいやだ。

日本の細やかな心遣いは世界に誇れるものだが
やり方をまちがえると、とんでもなくなってしまう。
それが、私の嫌な日本式過剰サービスに
つながってしまう。
やたらと丁寧だったり、
いたれりつくせりだったりすると
こっちが逆に疲れてしまったり、
気を使ったりしてしまう。

要するに、遊びの部分が少ないのである。
すべてをサービスでぎちぎちに固めてしまうので
お客さんの自由に発想できるスペースがなくなってしまう。

朝の早いツアー(日帰りでNYから飛行機や電車で行く)
などは、集合時間に後れないように
お客さんから頼まれもしないのに、我々ガイドがホテルに
本人が起きているか、確認の電話をしなければならない。

僕が客ならこんな事はしてもらいたくないし
ほっておいてほしい。
寝坊は、自分の責任ではないのだろうか? 

帰りの飛行場でも、旅行会社のガイドが
チェックインのお手伝いをする事になっている。

カウンター前で大きな声をだして、

「ハイ皆さーん!パスポートと
 チケットをだして並んでくださいね。
 一組づつこちらへどうぞ、荷物は預けますかー?」

なんて、日本のお年寄りの団体旅行のような感覚で
海外でもやっている。

こんなことは、世界でも日本の旅行会社だけではないだろうか?
最近は中国系の同じようなガイドもみかけるが

本当に格好がわるい!!

私は、基本的に皆さんにやってもらって、
何か不都合があったり、事前に申し出の有った人に対しては
きちっとサービスするようにしている。

出迎えの格好もスーツでなければいけないらしいが
私はラフな格好である。
会社曰く 、 
「スーツでないとお客さんからクレームが出やすい」 
そうなのである。
私は今まで、ラフな服装のために、
お客さんからクレームが来たことは、一回も無い(笑)

NYの空港で、
ガチガチの
ビジネスマンみたいな格好で
迎えに来られても、
夢がないではないか!
ドレッドヘアーで
ヒップホップやってそうな兄ちゃんとか
金髪でセクシーな姉ちゃんとかが、
迎える方が楽しいと思うのだけれど。

せっかく、海外まで来ているのに、、、、

しかし、この前男性1人だけのお客さんを
迎えに飛行場に行ったときの事。

いつものカジュアルな格好で、
日本人があまり使わない便なので
会社の出迎え用の看板も持たずにいった。
慣れたもので、お客さんかどうか結構
一目見ただけでわかってしまう。
長年刑事をやってると勘が鋭くなるというが
そんなものかもしれない(笑)

男性が1人で出てきたので、
早々に声をかけに行った。

「、、、さんですね?お疲れさんです!」
 と、フレンドリーな挨拶と自己紹介をした。
 「それではいきましょー」
 と、私は歩き出したが、
その男性は怪訝そうな顔をしている。
「どうかしましたか?」 と私。
「いえ、あのー、本当に、、、
 旅行会社のガイドさんですか?」 と彼。
「えー、そうですよ」 と笑顔で私。
そして、彼が 「ほんとーですか?? 名刺持ってますか?」
 と不安そうにつっかかってきた。

私は、財布から名刺を出して見せたが、
まだ信用していない様子。
どうしてそんなに疑うのか聞いたら、
その彼が出発前に旅行会社から
注意事項の紙をもらったという。

「海外の飛行場での注意事項!!!」
と、書かれてあった。

その内容とは、
1、我が社の看板を持っていないガイド
2、やたらとフレンドリーに喋りかけてくるガイド
3、外見が、ガイドらしくない人間
4、、、、、
5、、、、、

このような人物が空港で声をかけてきても
決して相手になさらない様にしてください、、、、

その男性には申し訳なかったが、
私は思わず笑って言った。

「なるほど、これは仕方がないですね、、、、」
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# by namidaNY | 2006-04-28 12:41 | !?
恐怖の体験!?
今、フロリダ(アメリカ東海岸の一番ミナミ)に来ている。

去年の秋に、フロリダにバケーションできたとき、
ディズニーワールドに行った。
ここには、色々なテーマパークがあるが
私はディズニーキャラクターには興味がないので、
アニマルキングダム
(アフリカンサファリなどがある動物のテーマパーク)と、
エプコットセンターにいった。

このエプコットセンターには
未来科学都市みたいなセクションがあって
色んな展示や乗り物がある。 

そのなかで、一番人気の乗り物はMission: Space という。
4人一組でロケットに乗り、火星に行く疑似体験ができる。
自分の前に小さな窓があって、
そこから発射後、地球から宇宙へ、
そして、火星への映像がリアルにみえる。
元々、私は3Dやジェットコースター系の
乗り物には強くないのだけれど、
やっぱり押さえておきたいので乗ってみた(笑)

全部で5−6分ぐらいあるのだろうか?
 横一列、かなり小さなスペースの
4人がけのロケットに乗り込むと、
上からがっしりとしたものが降りてきて
体を押さえつけられる。

閉所恐怖症の私はこの時点で、嫌な予感がした。
そしてカウントダウン直前、
体を押さえつけている物体がタイトになり
完全に動けなくなる。

5、4、3、2、1、0、、
その瞬間、ものすごい重力が体にかかった。
「うっ、もう駄目だ!」 目の前がくらくらする。
もう一瞬で、船酔いや車酔いになり貧血になったようなカンジ。

宇宙から火星に接近している映像が窓から見えるが、
フラフラして今にも吐きそうである。
「ヤバい!」 息がしづらくなってきて、気を失いそうだ。
目をつぶるしか無い!
しばらく目を閉じていると、少しだけ楽になった。
しかし、気を失いそうだ。
「はやくっ、はやく終ってくれー
火星に着かなくてもいいー」

半分意識を失ってたようだ、、、
気がつくと終っていた。

扉が開いて、ふらふらになりながら、
乗り物の外にでる。
目の前が真っ白で、まっすぐ歩けない。
外にでて鏡を見ると、真っ青な顔だ。
ベンチに倒れかかるように
とりあえず、座り新鮮な空気を吸った。

「この乗り物で死んでる人が
絶対にいるはずだ!」 と確信しながら、
ベンチに30分くらい寝転んで休んだ。

今回、フロリダに着いた日にニュースを見ていたら、
なんとその Mission:Spaceで具合が悪くなって
病院に運ばれた人が次のに日に亡くなったといっている。
この一年以内にも子供が乗っていて、
そのまま気を失って死んだそうだ。

「やっぱり、そうだったのだ、、、」

恐怖の体験であった。
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# by namidaNY | 2006-04-16 13:20 | あせった!
要注意人物!?
今日は、ナイトツアーだったので、
その前に、資料をオフィスに取りにいった。
他のスタッフに
 「今日のお客さんは1組2名ですが、
カンジ悪いので気をつけてください」 
と言われた。

このような事はよくオフィスから言われる。
日本での印象が悪かったり
クレームが多いお客さんは
「要注意人物!」 だと、我々ガイドに
事前に知らされる。

しかし、たまたま虫のいどころが悪かったりだとか
担当のスタッフと馬が合わなかったりなど
色んな理由が有るのかもしれない。
もしかしたら、こちらが失礼なことを
言ったりしたのかもしれない。

だから、オフィスからの
要注意人物警告にはいつも
耳をかさないことにしている。

というか、先入観で見てしまうと
仕事がやりにくくなったり、
どうしても、そういう風に見てしまうので
いつも、そんな警告を無視してるし
実際、そんなに悪い人は余りいない。

しかし、今夜は違った。

集合場所にいくと、迷ってまた戻って来たらしい
カップルが足早でこっちに向かってくる。
若い女性と中年男性だ。

女性 「あなたガイド? 集合場所わかりにくいわねっ!」
と、いきなり攻撃された。
私 「そうですね、迷われましたか?」
と喋りかけ、それから自己紹介をしたが、
聞いている様子もない。
気を取り直して、「さあ、行きましょう」
と、私が歩き出したら、
その女性が、鼻で嘲笑うように、
いきなり、ツーンと180度方向を変えて
売店の方に行ってしまった。

おー、オフィスが言ってたとうり、カンジがわるい(笑)

しばらくして、何も言わずに
売店から出てきて
買ったお菓子をポリポリ食べながら
こっちにやってきた。
行儀がわるい。

どうやら、現地在住の女性が
日本から来た友達か知り合いの
男性の観光案内をしているようだ。
女性がすべてリードしているので、
男性は黙っている。

そのツアーにはパスポートかIDが必要なので
私 「パスポートお持ちですよね?」
女性 「いいえっ、ID を持ってます!」

気を取り直して、車に乗り込み
ヘリコプターツアーの説明をする。
彼女 「えー! たった10分しか乗らないってどういうこと!
   2時間って聞いてるんだけど!」
私 「これは、車でのヘリポートまでの送迎時間と
   向こうでの待ち時間を合わせたものなのです、
   でも、2時間くらい乗れたら最高ですねー
   そんなに長く乗られた事ありますか?」
と、その場の空気を柔らげる作戦に、、、、

すると、男性が、
「横浜から東京まで45分乗った事有りますけど」
そして、彼女が追い打ちをかける、
女性「ハワイではいつも乗ってるわ!」
私 「ハワイのどこですか?」
女性 「そんなのどこだかわからないわよ!
   米軍の友達が、いつも連れてってくれるんだから」
私 「、、、、、、、」

ヘリポートに着いて手続きを済ませる。
荷物検査が厳しく、
手荷物は持ち込めない。
有料ロッカーに入れる事になっているが
お金を払ってもらうのも悪いし
面倒なので、私はいつもお客さんの
荷物を預かるようにしている。

私 「荷物預かっときましょ、、」
女性 「いやっ、いいです!」

この時点で私はもう笑いしか出てこなくなっていた。

何なんだろう? この態度、、、

日本の有名人とよく一緒に来ている
チープな取り巻きたちにあるパターンだ。
何回か、日本の有名人を乗せて
ツアーや送迎をした事が有るが
取り巻きがやたらと偉そうなのである。
その人たちは、ただ単にその有名人の
友達というだけなのに、、、、

世の中、成功している人や有名な人ほど
人格者や大きな心を持った人が
多いのではないかと思うのだが。

まあ、とにかく、車での会話も早々に打ち切り
最低限の仕事だけして、後は無視した。

偉そうな人、おことわり!!!
私のツアーには、来ないでくださいね(笑)
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# by namidaNY | 2006-04-12 15:05 | 悲しかった
不完全燃焼
今日は天気もよく、ツアー日和。

歩いてNYの街を
案内するツアーをしてきましたが、、、

なんと、一家族の3人だけで、
写真家の、少し年配の旦那さんと
その若い奥さんと小学生の子供。

旦那さんは、ツアー中、ほとんど写真を撮っています。
ずーっと、望遠の100万円ほどするデジタルカメラ2つと、
もう一つは小さいデジカメ(それも10万くらいする)
カメラ1つをひっさげて、忙しそう。

子供と奥さんは、ほったらかしで、
旦那さん気合いが入ってます。
楽しそうで、ずーっと、
少年のようにファインダーをのぞいています。

家族の会話がなく、奥さんは楽しいのかな?
と思いましたが、やはり不満そう。

初めから、そういえばなにか
私に助けを求めるようなエネルギーを発してたような。
「買い物とかにも行けないし、すべて、旦那のペースなので、
せっかくNYに旅行しに来たのに、そんなカンジが全くしない!」
 とぶち切れる寸前。

でも、旦那さんは少し離れて、嬉しそうに写真を撮っている。
奥さんは子供と2人、置いてきぼりにされているので、
なるべく私が会話をする。

無事(?)ツアーが終って、ほとんど泣きそうになりながら 
その奥さんは子供と一緒に
旦那さんについて、帰っていきました。

旦那さん曰く、
「いやー、疲れましたから、一度ホテルに帰って
皆で休憩しますわ」

「えぇっ!奥さんは、かなり不完全燃焼っぽいですけど、、」
なんて、私は、もちろん一言も言わなかった。

色んな夫婦がいる。
他人にはわからない事情もあるだろう。
しかし、その奥さん、
かなりストレスたまってるみたいで、かわいそうでした。

アーメン!
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# by namidaNY | 2006-03-30 04:58 | おつかれさん
グラフィティ
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いつも行く公園の、近くにあるラクガキたちの一部。
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# by namidaNY | 2006-03-29 09:22
神秘的な空
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ワクワクした夜、オオカミ男ってあんな心境なのかもしれない。
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# by namidaNY | 2006-03-29 09:09
ジェントルマン
今日、ランチをしていたら、
隣に、ラテン系の男性2人と
白人のアメリカ人のおねーちゃんが
座って食事をしていた。
会社の同僚だろう。

ラテン系の2人は、それぞれ言葉になまりがあって、
おねーちゃんは、バリバリ、アメリカン。
人種のるつぼとか
サラダボールといわれる、NYらしい光景だ。

そのおねーちゃんが席を立って、
少しどっかに行ってる間、
その2人は、ネイティブのスペイン語で喋り始めた。

スペイン語といっても、メキシコ、ドミニカ、
エル サルバドル、
プエルトリコ、コロンビアやキューバなど、
南米でも、色んなアクセントの言葉があるのだが、
私には、2人がどこ出身なのかはわからない。

しばらくして、おねーちゃんが席に戻ってきたと思ったら、
スムーズに2人の会話が、
スペイン語から英語に切り替わった。
見事である。

普通はそのまま、会話を続けながら、
「エクスキューズ アス」 とか言って、
「ちょっとごめんね、スペイン語で」
「あー、いいよ」 なんて言う、やり取りがあったり、
時には、そのまま喋りつづけることだってある。
この2人は、ジェントルマンだった。

私は、大学の寮で生活していたとき、
ルームメートがコリアンだった。
彼の、コリアンの友達が部屋に来たら、
私の存在など、おかまいなしに
好きなだけ、韓国語でしゃべりまくって
帰っていく奴らに、いつも閉口していた。
だから、私はいつも怒りながら
 「スピーク イングリッシュ!」 とどなっていた。

そういう経験をしたので、
絶対、日本語がわからない人の前では、
日本人同士でも、
英語で喋ろうと、自分に誓いを立てた。
なのに、NYの日本人同士では、
それが出来ない空気が、なんかある。

なんでだろう? 
皆、英語があまり上手くないからなのか?
恥ずかしいからなのか? 

でも、たしかに私も、
アメリカの田舎からNYに出てきて、
英語が、かなり下手になったような気がする。
私も、そろそろ、ジェントルマンに戻ろうと思う。
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# by namidaNY | 2006-03-22 15:32 | こころざし
なに、これ!?
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近所で、よく見るトラック。
いやー、なかなかいいなぁ。
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# by namidaNY | 2006-03-20 13:18 | !?
低所得者層?
最近、朝早い。

アパートを出て、
早朝5時半くらいの地下鉄に乗って、仕事に行く。
しかし、この時間の電車は、もうかなり満員なのだ。
自分と同じように、
朝早い電車に乗ってる人たちを見ると、ホッとする。

「あー、皆もこんな朝早くから、ごくろううさんだねー」 
と言いたくなり、嬉しくなってしまう。
早いのは自分だけではないのだ。

この時間出勤する人たちは、
ほとんどがブルーカラーの人たちで、
いわゆる、裕福層の人たちではない。
この時間から仕事をしなければ、生活できないのだろう。

NYには低所得者層の人たちが
優先的に住める 「プロジェクト」 と呼ばれる
結構良いアパートがある。
そして、そんなアパートに
駐車場もあって、結構、車を持っている人も多い。
(ある意味、NYでは車は贅沢品なので)
だから、「君たちは、低所得者じゃないんじゃないのー」 
なんて、いつも思っている。

アメリカは移民の国。
ファースト、ジェネレーション、と呼ばれるひとたち、
いわゆる、一世は、少しでも良い生活を求めて、
一生懸命働いている人が多い。
だから、その子供たちは、
良い教育を、親から受けさせてもらって、
二世アメリカ人として、社会に順応していく人が多い。

私は、そんな働き者の一世でもなし、
低所得者の人たちよりも、レベルの低い生活をしている!?

いったい、どこに属しているのだろうか?

NYの人は、あまり世間体など気にしないし、
隣の人が何をしてるのか、知らない場合が多い。
真っ昼間から、公園でのんびり、
ゴロゴロしてる人が、なんとこの街には多い事か。
皆いったい、何をしている人たちか?

NYはホント、自分次第で、
マイペースで生活出来る街なのである。
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# by namidaNY | 2006-03-18 14:58 | !?
寝坊!
ガイドを始めて、まだ1−2年の頃の話し。

「し、しまった!寝坊だ!」

オフィスから連絡があり、
電話口では、かなりパニックになっている。
「お客さんがホテルのロビーでお待ちですよ、
何やってるんですか!」 

「すいませんっ、す、すぐっ、ホテルに向かいます!」と私。

昨日の晩、友達と深酒をしてしまった。
まだ、目が回っている、、、

時間を見ると、お客さんの集合時間から
もう1時間も過ぎている。
「や、やばいっ!」 焦りながら、
スーツを着て顔を洗って出かける。

タクシーが、なかなか捕まらない。
車の止めてある駐車場へいって、それからホテルにむかう。
タクシーのなかで、震える手でネクタイをしめる。
急いでもらって、チップも多めにはずむ。

駐車場から、車でやっとお客さんの待っているホテルへ。
もう大方、1時間半以上の遅刻。
おもいっきり二日酔いの顔で挨拶する。
「す、すいませーん、すぐ行きましょう」
私の顔も引きつってるが、
6人のお客さんたちも、かなり引きつっている。

成田行きの直行便に乗るために、急いでケネディー空港へ。

こんなときに限って道路は大渋滞。
NYの道路はいつも読めない。イライラが募ってくる。
しかし、この焦りをお客さんにみせてはいけない。
私はプロのガイドなのだ。

しかし、車の後ろの空気がだんだん重たくなってくる。
「あのー、間に合いますか?」とお客さん。
これだけ、待たされたのに、どこまでも礼儀正しい人たちだ。
涙が出てきそうである。
道路の状況をみて「大丈夫です!」 と返事する私。
いやー、なかなか着かない。
焦りを見せないように、チョー急いで運転する。

もし、間に合わなかったら、6人分の日本行き片道航空券、
自腹で弁償だ、「やばい、早くせねば!」

やっと空港に着く。
皆さん焦ってるが、
私は、「焦らないで大丈夫ですからっ」
と、早歩きでチェックインカウンターに向かう。

「成田行き6名プリーズ!」 とカウンターで言う。
私はもう一度、焦りを見せないように、
お客さんたちに「大丈夫です!」と念を押した。

皆さん、ようやく安心したようだったが、
カウンターでチェックインが終ると、
係員がトランシーバーで
「あと6名行くので飛行機の扉を開けてくれ!」
と言っている。
そして、私に  「GO! RUN !!」  と叫ぶ。
ゲイトまで歩くと5分ぐらいかかる、かなり遠い。

私は、お客さんたちに叫んだ。
「さあ、走りましょー!」
皆の表情がゆがむ。
「えー、そんなっ」 と言いたげだが、時間がない。
「行きますよー!」 と全速で私も皆さんとゲートまでいった。

飛行機に乗る直前、何人かが泣きそうな顔でこっちを振り返る。
私は心の中で叫んでいた。
「すいませんでしたー、お気をつけてー!」
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# by namidaNY | 2006-03-13 08:22 | あせった!